AOMO-RECRU 青森のバイト・求人・ポータルサイト「あおもりくる」

MENU CLOSE
代表取締役三上 玲様
青森県青森市出身。青森県立平内高等学校卒。
様々な職を経て28歳の頃、ラーメン店を独立開業。「地元に根付く店」を目指し、美味しいラーメンで沢山の人を魅了する。

ラーメン屋はいつの時代でも楽しい職業

本日は青森市内でラーメン店「ひらこ屋きぼし」を経営されています株式会社らいもんの代表取締役 三上 玲様にインタビューをしていきたいと思います!よろしくお願い致します!!

よろしくお願いします。
株式会社らいもん 三上様本日はよろしくお願いします!

はじめに、三上様の出身地・出身校はどちらになるのですか?

出身は青森県青森市佃で生まれました。出身校は青森県立平内高等学校です。今は青森県立青森東高等学校平内校舎という名前で2021年に閉校予定です。

母校がなくなってしまうのは寂しいですね。それでは高校を卒業してから現在に至るまでのキャリアなどについて教えて下さい。

何を目指していくか悩んでいて、自分のやりたいことを探しながら25歳くらいまではいろいろな仕事を点々としていました。そんな中、28歳の時に独立してラーメン店をはじめました。

ラーメン店の仕事を始めようとしたキッカケはなんですか?

やりたいことを探していた時にラーメン店で勤めていたこともありました。元々ラーメンはそんな好きじゃなかったのです。(笑 ですが、当時「ご当地ラーメン」がすごく印象的で、全国のラーメンを食べ歩いてみたいと思いました。そういう部分がキッカケに結びついていると思います。
株式会社らいもん 三上様今回特別に厨房の中へお邪魔させて頂きました!

ラーメンがそんなに好きじゃなかったなんてとても意外です!起業した当初、大変だと思ったこと、苦労したことはありますか?

当初「どこにもないラーメンを作りたい」という思いがありました。最初から最後まで全部作るっていうことを視野に入れてやっていたので、麺作りにしろ、スープ作りにしろ、知識が無かったので全部イチから学ばなければならなく…、それがとても大変でした。

その苦労が「きぼし」の美味しいラーメンに繋がっているんですね!それでは、ラーメン店の魅力はなんですか?

飲食店すべてに言えることですが、まず「おいしい」と言ってもらえること。そして、仕事にやりがいがあるということ。最後に、自分の思ったモノが作れるということです。

なるほど!ラーメンを作る上で、こだわっていることはありますか?

決して妥協をしないことです。「このくらいでいいや」とか、そういう気持ちではなく、とことん追求して、美味しいものを作る。「完成」というものがあるのであれば、そこまでもっていきたい…という思いでやっています。
株式会社らいもん 三上様すべての工程が絵になります!

ラーメンに対するこだわりはとても良く伝わりました!では、接客や店作りに関してこだわりはありますか?

仕事をする上での7ヶ条というものがあります。それをスタッフが毎日見て、自分のやっていることがそれに伴っているのかを確認しながらやっています。その中の1つに、「活気のある店・声出し」という項目があります。接客に関してもそうなのですけど、相手の気持ちを理解することが味にも影響すると思います。人を思いやる気持ち…そんな気持ちで店を盛り上げています。

三上様の人を思いやる暖かい気持ちがお店の雰囲気にも表れていますよね!ラーメンやお店作りに関してもこだわりのある三上様ですが、お店の名前にもこだわりがあるんですか?

元々は、青森市新城にある「ひらこ屋」というラーメン屋からわかれているのですが、「平子(ひらこ)」というのが真イワシで作られたにぼしの名前なのです。その焼干しバージョンが店名の由来になります。「ひらこやきぼし(平子焼干し)」と書いて「ひらこや きぼし」。書き方は「㐂ぼし」に変えています。

にぼしの名前だったのは知らなかったです!「㐂」という漢字には、由来があるのでしょうか?

基本的にかっこいいかなと思って!

そうなんですね。(笑 先程の7ヶ条に伴ってとかではなく…

そこは関係ないです。偶然ですね!
株式会社らいもん 三上様慣れた手つきで作っていきます!

でもなにか縁を感じますね!青森ではラーメン激戦区だと思いますが、他の店に負けないように気をつけていることは、なにかありますか?

まず、自分達だけにしか作れないものを作るということを一番大切にしています。普段作っている工程の中でちょっとした変化…海産物などの材料を微妙に調整しています。日々、自分達で「味」を理解し、勉強しながら作っています。長くやっていればだんだんおいしくなってく。その点はどこにも負けてないと思います。もちろん材料をケチっているわけではないです。堂々と威張って言えるくらい使っています。商売として成り立っているかどうかは、はっきり言って自分の中にはあまりなくて、とにかく美味しいものを作りたい!その上で、自分達がその一部で生活できればいいなっていう感覚です。まずは「味」でしょう?「味」をどうやって美味しくして、お客様に納得してもらえるのか…そこはどこのお店よりも頑張っていると思います。

「味」が一番大事ですよね!これからの目標などはありますか?

自分で店をだした時から考えているコンセプトが、「地元に根付く店」なんです。老舗で100年200年続いていける、青森で残っていける店になれたらいいなと…。自分が亡くなった後はどうなるかは分からないですが、ちゃんと後継者がいて引き継いでいける…そんな店にしたいです。

地元に根付く店…。青森のことが好きなんですね!

そうですね。研修とかで県外に行ったとき、他県はいいな~って思うんです。でも、青森は生まれ育った場所なので、帰ってくればホッとしてしまいます。地元愛が強いんです。(笑 県外の人に「ねぶたとか観光しに遊びに来て下さい!」って言っちゃいます。青森のどこが好きかって言われるとわからないですけど…好きが基本になっちゃってるんですよね!故郷が嫌いだって言う人は中々居ないと思いますけどね。
株式会社らいもん 三上様ばら肉チャーシュートッピング!
おいしそ〜です!!

私もそう思います!現状の青森を見て、青森が成長していくために変えていかなければならない事はなんだと思いますか?

「町づくり」ですね。青森はあまり「町づくり」が上手ではないなと昔から思っています。県外にいくと、ある程度の「町づくり」というものが出来あがっていて、それが県外から人を呼ぶスポットになっていたりします。青森も素敵なスポットが沢山あるのですが、それが散らばりすぎている気がします。あとは空港から降りてくる手段がバスやタクシーしかないとか。

確かに県外と比べて不便な気がしますね。

本当は電車一本でもあればいいんですが、そういう部分でとても来づらい環境にあるのかなって…。雪の問題はもちろんありますがそれは雪国ではみんな同じ条件なので、対策していかなければ人口は減る一方なのではないかと思います。そして、人口が減った都市に住みたいと思う人は、中々いないのかなと思います。

青森の「町づくり」が進むと観光客も増えますし、地元の人達にとっても住みやすい街になりますからね!では最後に、将来ラーメン屋の仕事を目指している方に一言お願いします。

ラーメン屋はいつの時代でも、楽しい職業だと思っています!諦めないで本気でやって下さい!本気でやれば良いものができます!自分が古いってワケじゃないですけど…新しい人達が新しい味づくりをして、青森を盛り上げてくれることを願います!

三上様の想い…確かに受け取りました!本日は素晴らしいお話を聞かせていただきありがとうございました!

株式会社らいもん 三上様本日はありがとうございました!

会社概要 COMPANY INFO

会社名 株式会社らいもん
本社 〒038-0042 青森県青森市新城山田588-16
代表者 代表取締役 三上 玲
事業内容 スープ、麺、具材にもこだわりのある煮干しラーメン店
URL https://www.facebook.com/Hirakoya/
この会社について詳しく見る