- 町議会議員野崎 信行様
- 大間町興奥戸(おこっぺ)で生まれ育ち、父親の建設会社に勤める。59歳の時、大間町の町議会選挙に立候補。後に町議会議員に当選。大間町の活性化のため、日々奮闘する。
大間町の活性化!!パワフル町議会議員!!
本日は本州最北端の町、大間町で町議会議員を務めていらっしゃる野崎議員にお話をお聞きしたいと思います!よろしくお願いします!
よろしくお願いします。
本日はよろしくお願いします!
最初に野崎議員の生い立ちやキャリアについて聞いてもよろしいですか?
はい。青森県で最北端にある大間町の奥戸(おこっぺ)という場所で生まれ育ちました。父が建設会社を営んでおりまして、一緒に仕事を手伝っておりました。仕事内容としては、港や道路の整備が主になります。その後、会社を退職し、59歳で大間町の町議会選挙に立候補し、町民の皆様のご支援の下、町議会議員になる事ができました。現在は2期目になります。
そうなんですね。町議会議員に立候補しようと思ったきっかけはなんですか?
大間町では何をしても都心に比べて遅れをとっています。そんな雰囲気をずっと感じておりました。個人的に「生まれ育った大間町をどうにか良くしたい」と考えていた時、「議員になれば町を良くすることができるのではないか」と思い、チャレンジしたのがきっかけです。
決断力がすごいですね!町議会議員とは、実際にどういった仕事をするのですか?
自分なりに地域の皆様と話し合いをしながら、困っていることや悩みなどの相談を聞き、町議会で提案や要望をしています。
では、町議会議員をやっていく上で大変なことはありますか?
大間町発展のために町長に提案をしたり要望をしますが、やはりなかなか予算を出していただけなかったりすることが多いです。そのため内容をブラッシュアップし、再度提案をするのですが、中身を煮詰めるのがとても大変だなと感じております。しかし地域の皆様のため…と思って仕事をしていますので、凄くやりがいも感じております。
町議会議員の大変さを語る野崎議員
やはり簡単に予算はおりないものですか?
そうですね…。町長を飛び越して県に言う訳にもいかないですからね(笑)
大変ですね…。町議会議員をしていてよかったことはありますか?
地域の人達に頼まれていたことが実現できた時ですね。
人の期待に応えられるのは、やりがいを感じますよね!町議会議員の他にどのような活動をされているのですか?
海の潮の流れを利用した海流発電などの調査しております。他には再生可能エネルギーの推進に努めております。大間町は青森県で一番積雪が少ない場所になり、太陽光発電に立地がとても適しております。また、風が強いことから風力発電の立地にも適しています。大間町には原子力発電施設が作られておりますが、なかなか開発が前に進まない状況です。そのため、現在は再生可能エネルギーの推進に力を入れております。
大間が再生可能エネルギーに適している場所だとは知らなかったです。観光や主力産業などに関して、大間町のPRをお願いします。
やはりマグロになりますね(笑) 大間のマグロは全国でも大変有名です。凄い高値で取引されており、注目もされています。あまり注目はされないですが、北限の猿やカモシカなど、自然があちらこちらに溢れている素敵な町です。そのことが一番の自慢になります。
大間町の素晴らしさを語る野崎議員
マグロの他にも力を入れていることはありますか?
奥戸(おこっぺ)じゃがいもや大間牛があります。大間牛に関しては現在70頭ぐらいを飼育しており、地元の精肉屋などで購入できます。今後は全国へ向けて発信したい地元ブランドの一つとして考えております。
大間牛!?大変失礼ながら初めて聞きました!食べてみたいです♪
是非お帰りの際にお土産に買ってみて下さいね!
はい!
しかし、明るい話題だけでは無く、課題も残っております。飼育した牛を解体する施設が無いので、七戸町まで持って行かなければならないのです。七戸町まで運び解体をして、再度大間に運びますので運搬代がとても掛かってしまいます。それにより店頭で売る際に価格が高くなってしまいます。この課題をクリア出来ればもっと広く皆様に提供できるのかな…と感じております。
なにか対策案がでるとよいですね!
そうですね。このインタビューを見ていただいている方で、アイディアがあれば是非ご連絡お願いします(笑)
日本全国で過疎化が進み問題となっていますが、大間町を存続していく上でどのような変化が必要だと考えますか?
はい。町として取り組んでいるのが移住の申込み受付になります。総務省の応援隊事業というものがあります。都市地域から過疎地域等に移住し、一定期間地域に居住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこしの支援、農林水産業への従事、住民の生活支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組です。
町での取り組みを語る野崎議員
そんな制度があるんですね!知りませんでした!
そして、現在ようやく一人採用するということで動いております。この動きに関して他の市町村では実際に10年も前からやっている事業になります。冒頭でもお話させていただきましたが、やはり大間町が遅れを取っているということが露見されていますね…
そうなんですね…これから野崎議員がそういうところから変革をしていきたい…ということですね!
はい。やはりどんなことも繋がっていると感じております。誰かが…いつか…今度…ではダメなんです!まさに今!この瞬間に行動していかないと町は変わらないと思います!
野崎議員の熱い言葉…確かに受け取りました!最後に、現在仕事を探している方に一言お願いします。
私もサラリーマンとして働いていたので、現場で働く方の気持ちがはっきりと分かります。その経験は議員となった今大変役立っており、議員生活にて町民の皆様の声を代弁する際の糧になっております。皆様も色んなお仕事をしてみた時に、初めてその仕事の魅力がわかるときがあると思いますので、頑張ってみて下さい!そして、是非大間町に遊びに来て下さい(笑)マグロを含めアワビやナマコ、タコなど漁師町ならではのおいしい海産物を楽しんでいただけると思います!
今後の野崎議員の益々のご活躍を期待しています!本日は素晴らしいお話を聞かせていただきありがとうございました!
最後はガッチリと握手を交わしていただきました!ありがとうございました!
会社概要 COMPANY INFO
会社名 | 大間町役場 |
---|---|
本社 | 〒039-4692 青森県下北郡大間町大字大間字奥戸下道20-4 |
代表者 | 町長 金澤 満春 |
事業内容 | 大間町に関する公務 |
URL | http://www.town.ooma.lg.jp/ |